冠婚葬祭

法事のお菓子とお布施 僧侶に出すときのマナー

お布施
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喪主になるとその後は法事を行う施主となります。

お寺から僧侶に来ていただき、子どもや孫、親戚などにも声をかけて参加してもらいます。
そのとき、僧侶にはお茶とお菓子を出し、お礼としてお布施を渡しますが、そのマナーはご存知ですか?

意外と知らない法事のお菓子とお布施のマナーについてご紹介します。

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法事の前に準備すること

法事の日程を寺院と相談します。多くの場合は寺院の都合で決まりますが、土日がいいという場合は希望の日程を伝えましょう。

法事の日程が決まると、参加してもらう親族に連絡をします。
ただ、葬儀とは違うので、年季法要は回数を経るごとに濃い身内だけになっていきます。

法事が終わってから食事を出す場合は人数を確認して仕出し屋などに注文しておきます。
なお、法事の後に出す食事のことを「お斎(とき)」と言います。よく似た言葉に「精進(しょうじん)落とし」がありますが、これは初七日法要の後に出す食事のことです。精進落としは本来は四十九日が終わる忌明けの法要の時に食べる食事のことを指していました。

四十九日の間は肉や魚などを食べるのを控えて「精進料理」を食べていたが、四十日日を迎えて精進料理を終えるという意味で「精進落とし」と呼んだのが語源のようですが、最近は葬儀、火葬の後、その日のうちに初七日法要を行います。そのときに精進落としとしての食事を出すことが多くなっています。

なお、法事の後の食事は僧侶は遠慮されることが多く、「粗飯料(そはんりょう)」と「御車料」とお布施を合わせて僧侶に渡すことがほとんどです。

法事の当日に準備すること

法事の当日には次のものを準備しましょう。

法事そのもののための準備

法事そのものの準備として、次のものが必要です。

  • 仏壇用のろうそくと線香
  • 焼香用の道具
  • 宗派によって木魚などの仏具
  • 仏壇の花と仏飯、お供え(菓子や果物など)

また、仏壇や仏間(法事をする部屋)はきれいに掃除をしておきましょう。季節に合わせて冷暖房を調整することも大切です。
来客がトイレを使用することが多いので、トイレや洗面所、玄関などもきれいにしておきます。

僧侶のための準備

法事には僧侶はひとりで来られることがほとんどです。次のものを準備しておきましょう。

  • 僧侶用座布団
  • お茶(煎茶)
  • 茶菓子(生菓子ではなく個包装されたもの)2種類
  • お布施

お茶は麦茶などより煎茶や緑茶がおすすめです。
また、茶菓子は生菓子よりも個包装されたものを2種類、準備しましょう。

参加者のための準備

親戚などが参加されるので、そのために次の準備を行います。

  • 来客用座布団
  • 来客用お茶
  • 茶菓子

お茶と茶菓子は僧侶と同じものを人数分、準備します。

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僧侶に渡すお布施の金額はいくら?

僧侶には法事が終わってから謝礼として「お布施」を渡します。
金額は宗派や地方によって異なるので、事前に寺院に聞いてみてください。
これは遠慮せずに聞いて大丈夫です。寺院側もあいまいなことは言わずにきちんと金額を教えてくれます。

ちなみにわが家では母が15年ほど前に亡くなりましたが、その時に寺院側から次のようにお布施の金額が書かれた紙をもらいました。
今はもう少し値上がりしているのかも知れませんが、今でも法事にはこの金額をお布施として渡しています。

お布施の金額

(なお、わが家は関西在住、浄土真宗ですが、寺院の檀家には入っていません。そのため、檀家の場合とは金額が異なるかも知れません。)

法要 お布施 御車料 粗飯料 合計
初七日  2万円  5000円  5000円  3万円 
二七日~
六七日 
1万円  5000円  5000円  2万円 
初月忌 2万円  5000円  5000円  3万円 
四十九日  2万円  5000円  5000円  3万円 
百カ日  2万円  5000円  5000円  3万円 
各年忌  2万円  5000円  5000円  3万円 
初盆  2万円  5000円  5000円  3万円 

このように各年忌の法要(一周忌、三回忌、七回忌など)や四十九日の法事などはお布施として2万円、車料が5000円、粗飯料が5000円の合計3万円がかかります。

お布施の金封(のし袋)

お布施は「御布施」と書かれた金封に必要な金額をまとめて入れます。
御車料や粗飯料をそれぞれ別の金封に入れずに、合計金額をひとつの袋に入れればOKです。

このときは新札でなくても構いません。

また粗飯料を出しているので、僧侶の食事は出しません。

お布施を渡すタイミングと渡し方

お布施を渡すタイミングは、私は法事がすべて終わって僧侶が席を立たれる前に渡すようにしています。
その時は直接手渡しにしたり、ふくさから取り出したりするのではなく、このような小さなお盆に乗せて差し出しています。お布施の金封は僧侶の方に正面を向けて差し出します。

この小さなお盆は結納品を扱っている店で購入しました。
お布施

「本日はありがとうございました」
などのお礼の言葉と一緒に出すといいでしょう。すると僧侶はそれを受け取って帰られます。

法事のお茶とお菓子の出し方

僧侶が到着し、法事が始まる前に挨拶を兼ねてお茶を出します。
この時のお茶は僧侶は口にされないことが多いですが、マナーとして出しておくといいでしょう。

そして読経が終わり、説教が始まるころにお茶の準備を始めます。

茶菓子は個包装されているものを準備します。
そして、取り皿に美濃紙を折ったものを敷いてその上にお菓子を乗せますが、美濃紙がない場合は習字用の半紙を使います。

このような長方形の半紙を準備します。
半紙

半紙2枚を取り出し、まず半分に折ります。
半紙

さらにその半分を少しずらして皿の上に乗せ、お茶と一緒にお出しします。
ずらして折ったところ
↓  ↓
半紙

こちらは取り皿です。
↓  ↓
取り皿

この上に折った半紙を置いて、そこにお菓子を2つ乗せます。
茶菓子

お茶と一緒に出します。
法事の茶菓子

私は、テーブルがある場合はテーブルに、ない場合は畳の上にお盆のまま出しています。

僧侶はこのお菓子を食べることはされず、半紙(または美濃紙)に包んで持って帰られます。そのために取り皿の上に紙を敷いておくのです。

このように半紙に包んで持ち帰られます。
法事の茶菓子

なお、来客や家族にも同じようにお茶と茶菓子を出します。
故人をしのびながらお茶をいただきます。

法事は何年かに一度という行事なので、慣れないと戸惑うことが多いですし、何を準備すればいいのかわからないということが多いものです。
でも、基本のルールやマナーを知っておけば安心です。

滞りなく法事ができるように準備しておきましょう。

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この記事を書いた人

みやこ
みやこ

60歳主婦のみやこです。 主婦歴は36年。それなりに頑張って身についた生活の知恵やヒントなどをご紹介しています。 皆さまのお役に立ちますように